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【レビュー】うちの母ってヘンですか?毒親って気付いただけでもあなたはすごい。

この記事では、毒親コミックで有名な田房さんの作品を紹介してます。
テーマとしては重いのですが、イラストが軽いタッチなので、読んでて辛くなりません。

うちの母ってヘンですか?の内容

親の幸せの手伝いを私はできないし、私の幸せのお手伝いも大丈夫です。
引用:うちの母ってヘンですか?

この本では、田房さんの経験談だけでなく、15名の毒親子例が紹介されています。
それが、それが、、めっちゃおもしろいの!!

こういうと不謹慎だけど、義理家族の毒っぷりに悩まされてるからこそ、「おぉ!わかる!くぅ!」みたいな爽快感すら感じました。

と同時に、毒家族の行動パターンってこうも似通ってるのか。。。と軽く落ち込みました。
なんというか、、義両親は典型的な毒親なんだなと。

どこかでいつかわかりあえたらなーなんて思ってるからこそ辛い。

他人の話だとおかしいと気づけるのに

不思議なことに、他人のエピソードだと、「ありえないー!逃げて逃げて!」って思えるのに、自分が渦中にいると、そんな風に行動できないんです。

毒ガスをまかれて、思考停止。そして後からくる猛烈な後悔。

毒親に気付いてるだけでもすごいこと

毒親ということばが浸透するようになって、怖々その世界を知り、ショックを受けたり、受け止め切れなかったり、逃避したいり、、反応は人それぞれ。

でもね、自分の親は毒親かも・・・って思えただけでのすごいことだと思うのです。

どこかでおかしいと思いながらも、どうせなら親のことを好きでいたい。仲良し親子だったらどんなに楽だっただろう、と思うのが本音。

体の中に湧き上がるコントロール不可能な怒りと、記憶の中にある優しい親像の間で揺れ動く苦しみ。

こういう本を手に取ること自体、私にはとても勇気のいることでしたから。
夫に対してすごく失礼なことをしてるんじゃないかと悩んだこともありました。

気付かないうちは幸せ?

私の友人のお母さんは、侵略型の毒親です。

結婚してるのですが、娘を手放せず、仕事で無理だと言っても勝手に旅行の予約はするわ、友達との遊びの約束に自分の用事を被せてきてキャンセルさせるのは日常茶飯事。

友人は、口癖のように「○○だからいかなあかんやん?」とキャンセルするのですが、その理由がほんましょーもない母親の用事。
成人して、結婚して、家庭を持ってる娘に頼むことじゃないでしょう、というような用事ばかり。

友人関係にも深くくいこんでこようとするので、彼女の友人で母親に会ったことがない人はいませんw

そんな彼女は、10代から摂食障害を患い20年以上生理がありません。
子供を産むことは諦めています。

それでも母親から体のことについて心配された経験はないというから驚き。
母親は娘が好きなのではなく、娘と過ごす自分にしか興味がないんだろうなぁ。

でもね、当の本人は「家族大好き」なんです。
これが私には結構な衝撃だったのですが、あれだけ母親に振り回されても、「親孝行を何もできてない」とことあるごとに言います。

家族ってなんなんでしょうね?
親子ってなんなんでしょうね?

この本がおススメな方

単なる毒親15家族の紹介だけでなく、当事者がどう乗り越えたかまでが描かれてるので、今まさに悩んでる人、対応策を練ってる方には、参考になると思います。

個人的には、毒親の周りにいる家族の行動がめちゃ勉強になりました。
毒親の希望を叶えるために、嘘をついてまで、逃げようとしてる人に囲い込みをかけてくるんですよね…(遠い目)

我が家の場合は義弟がそうでした…いつかそのことについても書きたいと思います