私は若年期に天南星という身強の星が巡ります。身強と身弱の概念を学んだ時に思ったことは「なぜ若年期に身強?」でした。壮年期に巡れば、現実世界で立脚するには最高の星です。
しかし、家族の命式をみて納得しました。「身強の星がないと幼少期が乗り越えれなかったから神様が持たせてくれたんだ」と。ちなみに同じ養育環境で育った兄も若年期に天南星が巡ってました。上手いことなってるもんだな〜。
子供らしく居れない環境だから身強を持って生まれる
若年期に赤ちゃん〜子供の星、壮年期に身強の星、晩年期に身弱へと変化する命式であれば、本人も周囲も違和感なく過ごせます。
だけど、そう単純でないのが人間の人生。子供らしく過ごせる環境で育つことができない人もいます。色んな人の命式をみるうちに、幼少期に身強の星が巡ってる人は、
- 両親の離婚や死別
- 早くに社会で活躍(芸能人やスポーツ選手)
- 機能不全家庭
など、自分の身を自分で守らないといけない状況に置かれてる方ばかりでした。
我が家も、機能不全家庭。兄も私も転校でいじめにあいましたが、両親が何かしてくれたことはなかったですねー。
何より、陰転した最身強の母の相手をするには、身強の星がないと死んでたんじゃないか…と本気で思います。実際、日干に最強と言われる「丙午」を持つ天将星石門の祖母が亡くなると、父は守護神を無くしたかのように、癌になりあっという間に亡くなりました。
身強と身弱が一緒に暮らすとエネルギーを削がれる、といいますが、父と母を見るとその通りでした。夫婦2人になった暮らしを側から見て「お父さん死ぬな」と思ってました。
私が壮年期に入り、最身弱の天報星になってからは、母とは対峙できなくなりました。実家に帰省すると鉛を飲まされたように、1週間くらい体が重くなるのです。陰転した天将星のエネルギーの強さ、凄まじいです。「殺される」という感覚に近かったです。自立出来てなかったら、と想うと恐ろしい。
私は、日干が周囲から剋されて駆り立てられる命式なので「頑張らないと」の精神で自立まで一気に駆け抜けました。大変なこと沢山ありました。今でもふと思い出すと涙が出るような屈辱もあります。
だけど、そのおかげで壮年期まで自立し、自分の家庭を持てたことが今の自分の安全地帯になってること、人生って上手いことなってるな〜と。
相生だらけで見弱の命式の方の人生を知ると、自分がどれだけ頑張ってきたか、駆り立てて無理をしてきたか、それがわかったことで、これからはもっと自分に優しく生きようと思えました。
それに気づくための、この3年間の体調不良だったんだな、と。
どうしても辛い過去に引っ張られ、未来に悲観的になるのですが、過去は過去と割り切って、これからは身軽に自然の流れに身を任せて、日干の壬水を活かしていきていきます。
若年期に身強が巡ってた方、お疲れ様でした。苦労した分、これから楽しいことがたーくさん待ってますよ😊