久々に漫画を読んで泣き笑いしました。
カフカヤマモトさんの「家族ほど笑えるものはない」というコミックエッセイ本です。
私にはなかった子育てと共に歩む夫婦の人生。
「子供は作らない」と決めた10年前の私を抱きしめてヨシヨシしてあげたい。もう大丈夫だよ、と言ってあげたい。
目次
カフカヤマモト「家族ほど笑えるものはない」
友働きサラリーマン夫婦と兄妹の育児漫画です(2巻はunlimited対象でした)
育児系に苦手意識がある私でも引き込まれるように読み切り。全然しんどくない。読後のこの癒しは何。最後なんて泣けちゃったし。
兄弟構成が自分の育った環境と同じだから余計に共感してしまった(兄よ、元気かい?)
私たち夫婦も子供を作ってたらこんな風に年を重ねていたのだろうか。
作者の方と結婚のスタートダッシュの状況は同じ(夫婦でサラリーマン)。だけど10年経過した今は全然違う。もう手遅れなのだろうか。
夫婦でサラリーマンして、子供をバタバタ育てて、たまの休暇には実家帰省して、そんな人生を私も送るのだと思ってたよ。結婚するまでは。
子供は作らないと決めた結婚
結婚してすぐ私は子供は作らないと決めました。理由は夫も私も家庭内機能不全の家で育ったという事実が二人で生活し始めた直後からドでかい壁となって出現したからです。
自分がまともな親になれるとは思えなかったし、何より夫の家族との間に「血の繋がり」が出来ることが怖かった。これ以上自分の人生に厄介ごとを持ち込む「親」という存在を増やしたくなかった。
周囲が結婚と同時に妊娠出産していくのを見ても別世界のことのように思っていました。
そこに夫の意思はありませんでした。夫は私の意見を尊重してくれただけです。
子供が欲しくなった30代後半
そんな私の意識に変化が現れたのが30代後半。年齢的に産めない年になるからなのか、結婚生活も10年を超え夫婦の関係が安定したせいなのか、厄介ごとであった親や義両親と距離感が保てるようになったからなのか。
ようやく子供を持つことに前向きになれました。
が、妊娠することなく39歳を迎えました^^;
きっと私たちはこのまま兄弟のように年を重ねていくのでしょう。産まれる前に決めてきた人生なら、きっとその理由があるはず。死んだ後のお楽しみです。
それでも夫への懺悔の気持ちは消えません。
私がもっと強かったら、結婚相手が私じゃなかったら、夫は子供を持つ人生を歩めたのではないだろうか。考えちゃうよ、やっぱり。
前世と同じ顔で生れてきた夫?
私たちは社内恋愛なのですが、私が夫を初めて見た瞬間に「あ、この人だ」と思い、あれよあれよという間に結婚に至りました。お付き合いからあっという間の入籍だったので、周囲の人が気づかないほどのスピード婚。数回のデートでプロポーズを受け、迷いは全くありませんでした。
そういう結婚は前世での因縁があるそうで、特に私のようにファーストサイトで「この人や~」と思った場合、現世で見つけやすいように前世と同じ顔で生れてきてるそう。
夫よ、前世でもその顔だったのかい。私はおじさんになったあなたの顔が今でもかわいくて仕方ないから、もしかしたら、あなたは私の子供だったのかもしれないね。
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もしも来世があるのなら
私はもう生まれ変わらない!!と決めてます。が、実際そんなことが許されるのか、死んでみないとわからりませぬ。
果たして人間に選択権はあるのだろうか。「あ、はい、次はこんな人生ね~いってらっしゃーい」って俗世に送り出させられる可能性もあるわけで。
もしそうなったら次は夫と子供を育てる人生を歩んでみたいな。夫には嫌がられるかもしらけどw
まとめ
今は人生100年の時代で、生き方の選択肢も沢山。昔の人からしたら贅沢な悩みだと思います^^;
久々に気持ちのよい本読めてよかった。おすすめの子育てエッセイ本です!今なら2巻がunlimited対象本なので、興味ある方は是非~