子供が居ない私たち夫婦。
お墓が併設されてるお寺を参詣するとふと「こんなお墓に入れたらよいな~」と思うことがあるものの、具体的には考えたことがありませんでした。
「まだ40代」という意識があるのと、先に親の葬式してからだろうな~と漠然とした思いがあったからです。
が、桜井識子さんの著書を読んで自分のお墓について考えるようになりました。
気が早い私は早速、都内のお寺で永代供養のお墓を一つ見学させて頂きました。
その時のレポも含め「子なし夫婦が思う永代供養」についてまとめてみました。
目次
永代供養にする理由
今回の記事を格上で参考にさせて頂いた桜井さんの書籍はこちら。
桜井さんは息子さんがいらっしゃるのですが、息子さんへの負担や死後お墓が放置される可能性を配慮し、永代供養を考えてるとのことでした。こういう考え方に桜井さんの人柄がよく現れてるなぁと。自分が死後供養して貰う事より、他者の負担を考える。素敵ですよね。
私も東京に転勤になり、父のお墓参りの負担がぐっと増しました。というかコロナもあり全然行けてませんw
今はまだ母が存命であり、兄もいるのでそれほど悩みにはなってませんが、これから母も亡くなり、未婚の兄も、となると実家のあのお墓はどうなるのでしょう。墓じまいするタイミングが必要になるのは必須。
一番はお墓の近所に暮らして、毎日でも行けたらよいですが、転勤族には限りなくゼロに近い生活です。
そう考えると、永代供養って素晴らしい仕組み。だからこそ、自分で生前に決めて死後家族に迷惑かけないようにしようと決意しました。
永代供養も色々
書籍を読んでびっくりしたのが「永代供養」と言ってもお寺によって供養の仕方が違うこと!宗派というより、運営方針の違い、です(永代供養は宗派は問わない所が大半)。
私なりの重視したい点はこの3つです。
- 年忌をしてもらえる
- 33年間は骨壺で安置(その後は合祀)
- お寺の敷地内にある
永代供養で、良いな~と思ったのは他人からの生花も供養になるという点。お墓参り行くと、ほぼ100%お花って枯れてます。夏場なんて一晩持たないのではないでしょうか。
そう思うと参詣者が多く、頻繁に生花が手向けられる都会の永代供養は良いなと思いました。
以前は、山の中のお墓は空気が良さそうと思ってたけど、それより通いやすい場所にあるお墓の方が綺麗に保たれる、という点ではメリット。
結局のところ、お墓参りする方の負担にならない、ってのが一番大切ってことか。それが巡って自分への供養になるということですね。ふむふむ。
以前、最乗寺を参詣した際、その境内のすばらしさに「こんな場所で死後眠れたらいいなぁ」と漠然と感じたのですが、家族の負担を考えるとちょっと違うかもな…と思い直しました。
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都内の永代供養を見学してみた
妙善寺
見学させて頂いたのは、六本木の街中にある妙善寺です。永代供養のパンフレットを頂戴してきました。
- 骨壺安置(33回忌)47万3千円
- 宗派不問
- 春/秋お彼岸/お施餓鬼の年3回合同供養
供養料金や維持管理費も含まれてるので、生前に支払って予約しておけば、死後迷惑をかけることがない仕組みになっていました。
六本木の街中にあるとは思えないくらい静かな境内でしたし、お寺が隣なので読経も聞けます。
唯一気になったな点が合同供養が年3回だけであること。自分の月命日がこの3回に当たればラッキーですが、そうでなければ年忌にはなりません。
桜井識子さんいわく、この年忌がとても大切とのことなので、そこだけ残念だなと思いました。
これからは、お墓が併設されてるお寺を参詣した時、永代供養のパンフレットを頂こうと思います。
私の大好きな麻布の長谷寺は受付停止中でした…一流の場所だもんなぁ
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次に帰省したら、大阪の一心寺を参詣してみたいと思います。なんだかんだで地元のお墓に入るのが一番よいのかな。
一心寺が掲載された本
まとめ
今月、父のお墓参り予定です。私が入ることのないお墓なので、生きてるうちに出来るだけお参りしたいと思います。