栃木県鹿沼市にある加蘇山神社(かそやまじんじゃ)を参詣しました。山を超えたところにある賀蘇山神社とはまた違った凄みがあり、足を延ばしてよかったです。
目次
加蘇山神社とは
加蘇山神社の創建は非常に古く、文献上の初出は『日本三代実録』の元慶2年(878年)で、当時すでに「加蘇山の神」として従五位下の神階を授けられたと記録されています。社伝によれば、奈良時代の僧・勝道上人が日光開山の際、当社の岩窟で修行したと伝えられています。
住所 | |
最寄駅 | |
主祭神 | 磐裂命(いわさくのみこと) 根裂命(ねさくのみこと) 武甕槌命(たけみかづちのみこと) |
HP | / |
神社が掲載されてる本
なし
アクセスと注意点
加蘇山神社へは、鹿沼市中心部から車で約30分の距離にあり、山奥に入るにつれて電波が通じなくなります。
本殿から700mほど手前に社務所と無料駐車場があります。これより先も一応道路はあるのですが、道幅がかなり狭く、運転によほどの自信がある方しかおすすめしません。
対向車はもちろん、歩行者ともすれ違いが不可能なレベル。
坂道は緩やかで、ゆっくり歩けば15分ほど。マイナスイオンを全身で浴びれます。
青空と自然の音のみ。
ヤマヒル、熊、マムシ注意の警告があり。民家はもちろん、人も居ないので女性の一人参詣はおすすめしません。電波も通じないですし、そのまま登山を計画される場合は、天候や装備に十分注意し、事前に登山ルートや所要時間を確認することをおすすめします。
登山ルート
加蘇山神社は、石裂山(おざくさん)登山の起点としても知られています。登山道は、加蘇山神社から中ノ宮、奥ノ宮、東西剣ガ峰、石裂山、月山を巡るルートで、古くから修験道の行場として利用されてきました。
特に「千本かつら」と呼ばれる巨大なカツラの木や、春にはカタクリやイワウチワなどの山野草が咲き誇ることで知られています。現在では、登山道にはしっかりとしたハシゴや鎖が設置されており、安全に登山を楽しむことができます。
スピリチュアルスポット
凄いの一言。口コミで不思議体験に関する情報が沢山載ってたのも納得。
五穀豊穣や商売繁盛の神として信仰されています。
また、源頼家が奥州征討の際に戦勝祈願を行い、勝利後に鎧や大刀を奉納したとされ、中世には兵馬の神としても崇敬を集めました。
ここに来れたことに感謝の気持ちが自然と湧き上がる場所でした。
賀蘇山神社との違い
山を一つ越えた場所にある賀蘇山神社とは、それぞれに独自の歴史と特徴があります。
神社名 | 所在地 | 特徴 |
加蘇山神社 | 鹿沼市上粕尾 | 修験道の行場、石裂山登山の起点、歴史的背景 |
賀蘇山神社 | 栃木市都賀町 | 地域に根ざした神社、古い表記が特徴 |
加蘇山神社(鹿沼市)
- 創建:奈良時代と伝えられ、文献上の初出は『日本三代実録』の元慶2年(878年)
- 日光開山の祖・勝道上人が修行したと伝えられる岩窟があり、修験道の行場
- 石裂山登山の起点としても有名
- 源頼家が奥州征討の際に戦勝祈願
賀蘇山神社(栃木市)
- 創建:詳細な創建時期は不明
- 御祭神:地域の守護神として信仰
- 地域の祭事や行事が行われる神社
表記の違いについて
どちらも読み方は同じ「かそやまじんじゃ」です。漢字表記の違いは、古くからの表記の揺れや地域差によるものであり、特定の時代や文献によって使い分けられていた可能性があります。
参詣後の感想
大河ドラマや映画の撮影で利用されてるのも納得。俗世からかけ離れ、時代までトリップしたような感覚になりました。地元の方でないと、通うのは難しい場所ですが、ここの神様に目をかけてもらえたら、人生変わりそう。
足を延ばして参詣できてよかったです。
関連 【賀蘇山神社】古峯神社近くのパワースポット!大天狗がかわいい♡
蕎麦大根・梓
車で30分ほど山を降りた場所にあるお蕎麦屋さん。
あっさりして美味しかった♡栃木は水が美味しいので、お蕎麦も格別ですね。
まとめ
- 1000年の歴史ある神社
- 大河ドラマや映画のロケ地としても有名
- アクセスは難易度高め。事前に下調べ必須
行きやすいのは賀蘇山神社の方ですが、こちらは秘境ならではの良さがありました。