現在、高尾学館で学んでるテーマは天中殺。不思議なことにそれぞれ天中殺の特徴を聞くと「あ、あの人そうかも」と思い浮かぶ人が1人は居て、調べると100%当たります。算命学ってすごいw
その中でも特に印象に残ったのが「辰巳天中殺」でした。
北方・精神世界が欠落してる辰巳天中殺
北方・精神世界が欠落してる辰巳天中殺は
- 他人の気持ちがわからない
- 実体験からしか学べない
- 想像力がない
- 言葉で伝えても理解しない
- お金や物を重視
- 自分の気持ちを伝えるのが苦手
- 周囲から誤解されやすい
超現実主義なので、陽転すると実行能力がずば抜けて高く、陰転すると相手の負担を考えない他力本願の塊のような人物になります。
他人の立場で物を考えるのが苦手であるが故、的外れな謝罪をするのも、辰巳天中殺さんの特徴。本人に悪気ないからこそ、周囲含めて辛いものがあります。「え?!」と驚くような身勝手な言動を素でやる人、というか。
この特徴を聞いた時に思いついたのが、母と友人Rちゃんと同僚Mさんでした。調べたら見事にビンゴw 結構わかりやすい天中殺さんだと思います。
母の場合【陰転】
「経験しなくても想像したらわかる」という世界がない人でした。自分が経験した苦労話だけは語れるので、他人から見ると、とんでもなく自分本位な人に見えてしまう。
他人の痛みへの理解が極端に低いのに、自分の苦労は延々と話し続ける母の不可解な言動の理由がストンと腑に落ちました。
そういえば、祖母が亡くなった後、40年以上実家を守ってくれてた神棚をあっけなく処分したのも母だったなー、、母に関しては強烈エピソードが尽きないので割愛。
友人Rちゃん【陰転から陽転】
出会った頃は対人関係で悩んでました。
- 自分がやりたくないことを当然のように人に押し付ける
- やってもらった相手に感謝もなければ、代わりに何かする努力もしない
相手の負担や苦労を想像できないが故の行動、と思うと納得。彼女自身、なぜ人間関係が上手くいかないのかわからないようで「言葉が通じない人の方が楽」と留学生の友人が多かったです。
言葉で説明しても理解しない彼女から離れていく人が大半でした。
しかーし、Rちゃんは変わったのです。結婚し発達障害を持つ息子の子育てを経て、別人のようになりました。
一度問題解決に向けて動き出すと、行動力の速さと的確性が群を抜いてました。会うたびに驚くほど気遣いをしてくれる女性なり、今ではこちらが慌てるほど。
旦那さんとのコミュニケーションを円滑にするために「気持ちを言葉にする教室」にも通ったりしたそうで、その努力に周囲の見る目もどんどん変わって行きました。
根が優しい子なので、最高のママさん。辰巳天冲殺の方が「経験」を積んだら現実社会の強者だと教えてくれた存在です。
同僚Mさん【陰転】
この方は母と同じです😅
人に仕事を安易にお願いする(相手の負担は考えない)
→他人が困ってる時はスルー
→誰も仕事を手伝ってくれなくなる
→ようやく理解して対応できるようになる
「あの子なんなん!?」という声をよく聞いてましたし、私もそう思ってました。側から見ると「経験して、他人の気持ちがわかった」というより、自分が助けてもらえないから仕方なく対応する…みたいに見えるんですよね。
自分が困るまで動けない、というのは組織で働く上では厳しいものがあります。「自分さえ良ければいい人」と評されてました。
学生時代に「人間関係で悩んで摂食障害になったことがある」と言ってたので、なかなか大変な人生だったんだと思います。
しかしながら、Rちゃんのように現実世界で努力を重ねるのではなく、母と同じ被害者タイプだったので、年を重ねるごとにモンスター化中。先日も、双子を出産し育児休暇中の同僚のことを「呑気に暮らしてる」と評して顰蹙買ってました😇
策略や意地悪ではない
注意なのが、相手の気持ちを汲めないだけで、策略や意地悪からの言動ではないこと。加えて、自分の気持ちを言葉にするのが苦手、という性質がさらに周囲の誤解を生み、結果人が離れていくように見えました。
現実を切り開く力があるはずの辰巳天中殺さんが陰転してしまうのは、
幼少期に理解者が居ないと陰転しやすい?
経験が少ない幼少期は、想像力が生きていく上で大きな術になりますし、友人関係や親か先生からの指導にうまく対応できず、怒られることが多いのではないでしょうか。
小学生の息子さんがいる友人が「息子は考えればわかることを考えないからびっくりする」と悩んでいて、生年月日を聞いたら辰巳天中殺でした。
辰巳天中殺の子育ては、大変だと思います。言葉で伝えても理解できないってなかなかな難しさがある。叱られずぎたり、時には人格否定の言葉を受けて、自信を喪失する子もいると思う。
現実社会で経験を積んで他人への理解を高めていく、その環境を整えてくれる養育者がいるか居ないかで、その後の人生が大きく変わりそうだな、と思いました。小川先生は「特殊」という表現をされてたけど「心がない」という世界を生き抜くのは簡単なことではないのでしょう。
陰転した辰巳天中殺の母に育てられ、運悪く、母は天将星持ちの最身強だったので、兄も私も心が穴だらけです。
そんな母の口癖は「優しい人に囲まれて暮らしたい」でした…無遠慮な言動で周囲を傷つけてるのは自分なのに、その理由が理解できない母。何を言っても許される環境が欲しかったんでしょうね。
宿命から逃げれば、周囲が疲弊する。このことは自戒として覚えておきます。