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【読書感想】オノヨーコさんってやっぱすごい

オノヨーコさんの本読んで唸った。母親より上の世代の方なので「ジョンレノンの奥様」という事と世間一般のあまり宜しくないイメージしかなかったのですが、偶然著書を読ませ頂きイメージが180度変わりました。

40代になった今、この本と出会えてよかったです。

「今あなたに伝えたいこと」

オノヨーコさんらしさは全開だけど、オノヨーコさんに苦手意識がある方には絶対手に取らない表紙デザイン。凡人の私からしたら勿体無い気するけど、これこそがオノヨーコさんなんだろうな。

心を打った名言

人生の改革というと人はすごく大きなことをしなければならいと思い込んでるけど、座ってる位置を少し変えるだけで見方が変わり人生は変わっていく。

40歳になった今、響きまくる。30代をがむしゃらに走り続けてその結果体調を崩して40歳を迎えて「自分って一体なんだったんだろう」と。「勘違いして生きてきたのか」と思い悩んだのが40歳の始まりでした。

大きな改革をしようとする人は、よほどすごい力を使わない限り自滅することもある。

世界を知ってる人だからこそ重みのある言葉。ジョンレノンさんがご自身の隣で射殺されたエピソードをこの時知りました。

どこに座るか、西に向かうか、東に向かうか。まずは与えられた人生を尊んで静かに改革していってください。

人生が強制リセットされ、どこに向かえばいいのかわからなくなってた私。心理学の本を沢山読んで辿り着いた答えがこの1文に詰まってました。私には私の人生と魂があって、それを大切に慈しんで生きること。

陰のパワーと陽のパワー、人生で入れ替わる時が来る。

結婚してから陰パワーが強くなり自分が自分でないような気がしてました。たけど「単純にそういう節目だったんな」と。ヨーコさんもバッシングを受けて陰パワーが強くなったそう。それなら、私ももう一度「陽のパワー」になればいいんだ、と。40代は応援してくれる人のことを考えて生きます。

私をめちゃくちゃにしていたのは私の中にある恐怖と怒りだった。

世界中からバッシングされたヨーコさん。自死してもおかしくないような状況でした。その状況で彼女がとった行動が「祈り」。自分の足を引っ掛けて転ばせようとしてくる人たちへの祝福の祈りでした。

人のための祈りが自分の中にある恐怖と怒りを追い払う効果があった。とても難しいことだけど自分の健康のためだと思ってやってみてください。

そのことを綺麗事ではなく「とても難しい」と正直に伝えてくれた上で「自分の健康のためだと思って」と寄り添ってくれる優しさ。泣ける。

敵を祝福するという難しいことをすることで強い人間になれたという事。たとえ相手が変わらなくても、自分は健康を手に入れ強い人間になれた。

思うような結果が出なかった時に湧き上がる感情への答えもくださってます。自分が強くなった、と思える事で救われる自分がいる。

それでもどん底に落ちた時、だれも愛せなかった自分を愛したらいい。美しい空を愛するでもいい、愛の力でどうにか井戸の底から這い上がる。

最後の救いは「自分を愛すること」。それが苦しみから抜け出す全ての始まりって泣ける。

愛を持って物事に対処することがあなたを1番生きやすくする。人生を機械の力で動かすとギシギシとうまくいない、愛を使いましょう。

愛より時として怒りを表現する方が大切なんじゃないか、我慢しすぎた自分が悪かったんじゃないかって思ってた時期、ある。愛を選んで生きれるように、まずは自分を大切にすること。

読書後の感想

もっともっと沢山の名言があったのですが、全部書いてたら一冊丸ごとになってしまうので割愛。

今現在のヨーコさんは、90歳を超え認知症を患いNY郊外で療養生活に入られてるそうです。

ジョンレノンさんとの出会いはダブル不倫ですし、女性としてうーん、と思う部分もありますが、それでもこの本と出会えてよかった。読むきっかけになったのが人様のブログでの紹介だったので、私も書いてみました。

作ったものが自分の手から離れ、行く先々で働いてる。作った本人がしれないからこそ運命の楽しさがそこにある

いつかこの本が必要な方に届きますように。