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【複雑性PTSD】機能不全家庭とアダルトチルレンAC

結婚がきっかけで」と思っていた私が、今度は自分の育った家庭の問題に向き合うことになりました。私の育った家庭は問題ありありの機能不全家庭です。

機能不全家庭だった実家

機能不全家族とは、家庭内の対人関係やコミュニケーションが正常に機能していない家族のことを言います。 家族同士が健康的な関係を築くことが困難であったり、家庭内のコミュニケーションが悪く、支援や安心感が欠けている状態を指します。

私は地方の同居家庭で育ちました。祖母と母の仲は上手くいっておらず、父は嫁ぎ先での母の苦労に無関心でした(これは母にも一因あり)。そしてそんな父を母は軽蔑してました。

内向的で外で上手く人間関係を作れない母は、娘である私を不満の捌け口にしました。母は自分と同じように父を嫌うよう娘に仕向け、自分の感情を共有することを求めました。そしてそれに応えるのが私の生き残るための戦略となりました。アダルトチルドレンの誕生です。

小さい頃からずっと「母は被害者」で「父はひどい人間」だと洗脳されて生きてきました。その呪いが解けたのは社会に出て自立してからです。その頃には、母は被害者から圧倒的な加害者となり家庭を蝕む存在になってました。

そして私は必要以上に相手の気持ちを汲み取り共感するエキスパートになりました。共依存の土台の完成です。その後、同じく機能不全家庭で育った夫と出会います。

トラウマの再演

「父親からDVを受けて育った女性がDVする男性と付き合ってしまう」

DV経験がない人からすると嘘みたいな話に聞こえます。私も身体的なDV経験はないので別世界の話として捉えていました。しかーし、私もしっかり当事者だったのです。

トラウマを回復しないまま成長するとトラウマの再演をし続けてしまい、社会生活やパートナーとの関係で似たような経験を繰り返す傾向があります。

これを読んだ時に衝撃。父と夫、そっくりやわ…と。

以前の記事で夫は4つの防衛反応のうち「フリーズ」状態っぽいと書きましたが、これって幼少期に見た父の対応そのもの。本人含め、周囲の人間にどんな被害が及んでも無反応なのです。これこそが私が複雑性PTSDを発症した原因であるとようやく辿り着きました。身近な人間ですら助けてくれないという人間不信。生きることへの恐怖心と怒り。

母の人生を娘の私が追体験してることに気づき、もはやここまで行くと本人の問題というより家系の問題、だなと思い始めます。

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