転勤族の我が家。
基本は関西圏内での転勤なので5年前に駅近の分譲マンションを購入しました。
購入時に既に築20年だったので、死ぬまで暮らすことは出来ないと思いつつも、定年まではなんとなーく暮らすだろうなと思っていた自宅でした。
が、異例の辞令が下り急遽東京へ異動&お引越しすることになったのです。
これには夫婦でたまげました。
この記事では3週間で分譲マンションを売却したまでの流れをまとめてます。まじできつかったw
転勤辞令から3週間でマンション売却までの流れ
①マンションを購入した不動産へ連絡
まず最初にとった行動がこれ!不動産の売却は初めてのことだったので何から手をつけていいのかわからず。
プロに聞くのが一番!と、とりあえず購入した時の不動産に相談の連絡を入れました。
今思うと、この時同時にネットで出来る不動産売却の無料査定にも申し込むべきでした。
査定は複数社必須ですし、買い手がないと価格も決まらないし、もしかしたら売却できない可能性だってあるわけです。
だからこそ市場価格を知ることための一手を素早く出すこと、これが大切でした。
時間があればまた違うんでしょうけど…転勤族の辛い所です。
②賃貸に出すことも頭をかすめるも…
マンション購入した不動産での相談では、売却と賃貸の双方でプランを出してもらえました。
賃貸….?!
うっすらと頭の隅にはありましたが、いつ関西に帰ってこれるかわからないし、そもそも賃貸にするならするでリフォームしないとだし、客付けから諸々の手続き、トラブル対応やら、友人が大家さんをやっているので不動産賃貸の大変さは聞いてました。
東京と関西の距離を考えると今はタイミングではない、と判断(不動産収入に憧れあったけどw)。
マンション売却で査定してもらうことになりました。
査定日は翌週の日曜日。
1社の査定では決めれないので、同日に査定に来ていただける不動産会社に複数社依頼を出し、最終的に4社との約束を確保。
査定日までに、東京の賃貸物件を探し、現地へ下見に行き、契約までを済ませました。これがめっちゃきつかった😿
東京から帰宅した翌日が査定日だったので、大急ぎで掃除して前日の夜はほぼ寝る暇もなかったような….
掃除した方が査定が高くなるかな~という考えがあったのですが、結果的にあまり影響なかったように思います(理由は後述)
③最終的に業者売却を選択
マンション売却には2種類あり、
- 不動産会社に買い取ってもらう
- 直接買い手に売る(不動産会社は仲介)
どちらが得かは、ケースバイケース。
当初、直接買い手に売る方が高く売れるのでは?と思っていましたが、色々調べてみるとそうとも限らないようで。
価格交渉や手間やトラブルを考えると(売却後も保証期間あるからその間に買主と揉めたりもある)、時間がない転勤族の私たちは不動産会社に買い取ってもらうことにしました。
結果これが正解でした。
④見積もり当日と査定結果
見積もり当日は、業者さんによって対応はそれぞれ。
すごく丁寧にクローゼットの中身まで撮影される方もいれば、明らかに興味がなくなったのだろうな…という方もいましたw
こちらが引っ越しまでに時間がないことを汲んで下さり、見積もり価格は4社ともに3日以内にメールで連絡を頂けました。ありがたや~
- 2700万円
- 2640万円
- 2500万円
- 2300万円
びっくりしたのが400万円も差があったこと^^;
安い提示だったのは、見るからに興味がなさそうに見えた会社で、一番高値を付けて下さったのが、丁寧に写真を撮っていた会社でした。
正直、見積もり結果を頂くまで、4社が多いのか少ないのか判断がつかなかったのですが、この結果を貰って4社も見てもらえば十分だね、が夫婦共の感想でした。
全て業者売却の価格なので、買い手との価格交渉などは一切ありません。
一番高値をつけてくださった会社の評判もよかったので、そちらにお願いすることにしました。
⑤9日後に売買契約、そして引っ越し
当時のメールを見返すと、見積もり結果を頂いた9日後には売買契約を結んでました。
平日は仕事で時間が取れないので週末にタイミングを合わせて頂いた上での最短での契約でした。
その数日後には、バタバタと東京へ引っ越し。嵐のような日々、あっという間の売却でした。
リフォームするから掃除とかそんな完璧じゃなくてよいですよ、と言って頂けたのもありがたかった。
⑥補足:ローン残債の決済
不動産とのやりとりとは別の話なのですが、売却時に残っていたローン残債の決済のために、銀行での手続きがありました。
売却額でローンが完済できたのでほっとしました。
業者売却のメリット
退去時の掃除が楽ちん
リフォームして市場に出すので、掃除はざっくりでOKでした。これが転勤族のわれらにはめちゃくちゃありがたかった。
買い手(次の住民)に直接渡すとなると、掃除の徹底は基本マナーですし、後からのクレームにもなりかねません。その負担を背負う余裕は正直なかったので本当に助かりました。
とはいえ、大掃除はしました。
売却後の瑕疵責任トラブルがない
買ったあとに「聞いてた話とちゃいまんがな~、故障してるがな~、傷があるがな~」という時に発生する責任です。
これは私たちが購入時にもありまして。
エアコンが付属してる状態で購入したのですが、リモコンがなく、売主に問い合わせると、なぜか普通郵便でリモコンを郵送したそうで、こちらに届くことなく紛失。日本の郵便で紛失ってあるのかと驚いたし、本当の所はわからなかったけど、そのやりとりで1か月くらい消耗しました(夏の1か月その部屋は使えず)。
そのほかにも細かい色々は、正直ありましたが、あえてクレームを入れることはしませんでした。まぁ中古だし仕方ない、と。
これが逆の立場になるわけで、クレーマー気質の方に売却したら、それなりに大変なことになるだろうな、となんとなく思っていました。
業者売却ですとそういう不安がないのもありがたかったです。
業者売却のデメリット
安く見積もられる可能性あり
売り手と買い手の間に業者が入るので、その分安く見積もられる可能性は大です。
但し、これはあくまでも可能性。
売却後に価値が買い手が付かず、価格が下がる可能性もありますし、前述したようなトラブルがあれば、打撃は大きいです。
私は業者のリフォーム後の価格を見たくなかったので、あえて不動産サイトは確認しませんでしたが、夫は気になって仕方なかったようでチェックしてました。
結果、リフォーム代金が上乗せされたくらいの価格だったので「こんなもんなのか~」と納得してました。
もし私たちが売却したらのそリフォーム代金が売却前に現金で必要でしたし、リフォームの見積もりやら現地作業の引き渡しなど考えるととてもじゃないけど出来なかった。近くに引っ越すならまだしも東京と奈良でしたから。
結果、業者売却にして本当によかったです。不動産の提案に感謝。
初めての分譲マンション売却
不動産の売却は時間かけて慎重にするものだと思ってましたが、意外とやれるもんだな、と気持ちが楽になる経験になりました。
有難いことに大きなトラブルもなく、売却できたので本当にありがたかったです。
学びポイントは
- 査定額は複数社に出してもらうことで決断できる
- 業者売却は時短でメンタルが楽
- 短期間で決めても損しない
おかげ様で、夫は西日本に帰ったらまた不動産を買う気満々です。私もこれくらいの手間で出来るならまた購入してもいいな~と思います。
結果的に、かなり安く分譲マンションで暮らせました。
まとめ
以上が我が家の分譲マンションを転勤辞令から3週間で売却したお話です。
今は東京砂漠で賃貸暮らしですが、また不動産を買うことがあったら記事にします!
以上、参考になれば幸いです。