内的家族システム(IFS)の著書「悪い私はいない」から学んだことの備忘録です。今回は11章「セルフを体現すること」です。
11章:セルフを体現すること
あなたのパーツがセルフとしてのあなたを信頼し始めると、感覚や感情をより認識できるようになり、どんな食べ物や行動が有益か、あなたの行動に変化をもたらします。
バランスの良い食事、適度な運動、睡眠、自分のための時間。こういったことを自然と大切に出来てる人はセルフ主体で生きてる人。私は全部「しないといけない」からしてるだけだった。それが完了したら今度は外側に自分を満たしてくれる衝動を向けていました。あぁ〜もうダメダメすぎる。
「あの人は自分のことばかり」と口癖のようにいう母親こそ「自分のことばかり」の人だったな。ずっとその言葉が私の呪いになってた。そのことに気づけたのだからもう自分を解放しよう。
自然と健康になる
エグザイルがあなたに直接メッセージを伝えれるようになると、あなたの注意を引いたり罰するために体を使用する必用がなくなるのです
ここーー!!この本で1番食いついた箇所。具体例としてリウマチを患ってる方が他人より自分のケアをするように意識して生活したら症状が改善し始めた事例が紹介されてます。
病気は体を休ませるためのサイン、というけれどまさにその通りなんだな…。私は大人になってからアトピーを発症した経験があるので、アレルギーなどの自己免疫系疾患の病気と心の繋がりをここ10年ほど勉強してます。だけど「無理しない」というのがどうもわからなくて。
関連 【大人アトピー再発記録④】震えるような怒りとトラウマのフラッシュバック
体に症状が出てようやく休む、というパターンを繰り返してます。もう体質として生涯付き合って行かないといけないのかな、と諦め半分でした。
それがですね!!!!
IFSのセッションを受けてからわずか1週間ほどで、ここ1年間くらい常に顔のどこかに出てた吹き出物が治ったのです。これにはびっくり。何やっても治らなくて、治りかけるとまた別の場所に複数個でたり、それも赤くて大きくてなかなか引かない。結構辛かったです。
治ると余計に今までいかに異常な状態だったか、気づきます。取り組んだのは毎日パーツに声をかけること。それだけでこんなに体が変わるのか、と。手湿疹も良くなってるので、これからどれくらい変化が出るのか楽しみです。
タイムリーに「推しの不祥事で担降りして、自分に時間を使うようになったら何やっても治らなかった肌荒れが治った」というポストを見ました。パーツやエグザイルが外に求めていた衝動をセルフ主体にすると健康になるというだ例だわさ。スピ的には、推しに渡していた魂が自分の所に戻ってきた、ということかな。
元々体力がたくさんある方なら多少他人に魂飛ばしても大丈夫だけど、トラウマ持ちは生きてるだけで消耗が激しいので推し活も注意が必要だわ。
「外の世界でフルに活動するためにも、セルフ主体で生きること」
パーツが訴える方法は、病気だけでなく悪夢やフラッシュバック、さらにもっと悪い方法で体をめちゃくちゃにしようとすることもあるそう…怖すぎる😇
セルフが切り離される理由
防衛パーツがあなたを体から切り離す理由は、あなたが体の中にいると、エグザイルがあなたにアクセスしやすくなるからです。
私は普段、考えごとや無感覚になるという解離が多いタイプです。これは防衛パーツが私をまだ幼く危険な状態であると信じてるからで、守ってくれてる状態。彼らなりの愛。切ない。
防衛パーツは薬を飲むことを頻繁に訴えてくることもあります
頭の中の思考がキツくなると、眠剤を飲みたくなるのもそのせいなのかな。自分的にはとても効率的な対処法だと思ってたのだけど(頭と体を一気に休ませれるから)これからはそういう気持ちが湧いたらパーツワークしてみます。但し、薬も癒しの促進としては間違ってないので、全否定するのではなく上手く使うことが大切、とのこと。
努力ではなく自然と楽しむ
もっと運動しなさい、もっと健康的な食事をしなさい、もっとゆっくりしなさい、もっと瞑想しなさい。強迫的に取り組むのではなく、セルフ主体になると自然とそれを楽しめるようになります。
アトピー治療の体質改善を始めたときの私がまさにそうだったな…体を癒すためではなく、治すために必死だった。疲れてる体にどんどんタスクを課して。管理者パーツが恐怖心で一杯だったんだと思う。いつでも必死になってしまう。完全を目指して。0か100か、死ぬか生きるか。
自分の体を嫌う管理者のパーツも持ってるので、順番に1人づつ対話を続けます。
身体の瞑想
この本で最後のエクササイズです。病気がある方はそこに焦点を当てます。
「私の身体にこれ(症状)をしなかったら、何が起きることを心配してるの?」
「あなたはなぜ私の体を使わなければと感じてるの?」
「私の体にこの症状をもたらさなくて良くなるなら、何が必要?」
答えは意外とすぐ返ってくるのかもしれません。自分でわかっているけど、出来てないこと。わかってるのに、やめれないこと。
まとめ
- セルフ主体になると体に良いことがわかる
- 体に良い習慣は努力ではなく自然と楽しめるようになる
- 病気の症状と向き合うことでパーツの声が聞ける
これで最終章です。良い本でした。これからもセッションを受けながら新しい学びがあれば各記事に追記します。