算命学を学んで「もっと早く知りたかった」と思ったベストワンが身強・身弱です。私が育った家庭で感じてた歪さが全て繋がり、納得できたことで過去から解放されました。
最身弱と最身強といったエネルギー値のかけ離れた結婚は、宿命から外れた生き方である可能性が高いと言われてます(一種の逃避行動)。子供の目から見た両親との生活をまとめてみました。
最身弱の父
私の父は、肉体を持つ星のない最身弱。エネルギー値が低く、人の助けを得ることが大切で、現実社会を切り開いていく力がない(精神世界に立脚)と言われてます。これがまさに私が幼少期の父を見て感じてたことそのまま。複雑性PTSDの勉強をしてた過去記事でもぼやいてます。
- 事なかれ主義
- 気が利かない
- 他人に助けは求めるけど、他人は助けない(そもそも気づかない)
- 自分に被害があった時だけ反応する
こう書くと最悪ですが、これって全部現実世界での対処なんですよね。反対に精神面ではとても安定していて
- 温和温厚
- 他人に干渉しない(尊重する)
- ネガティブな反応をしない
- 今を生きてる(愚痴を言わない)
精神が安定してる上に現実的な圧迫がなかったので、良く言えば優しい父親でした。
しかしながら、、最身弱の男性が結婚して会社員として妻と子供2人を養い、自分の母親も同居できるマイホーム建てて、、という人生を送るにはかなりの無理があったのも事実。
団塊・バブルの世代は、大半の人間がこの流れに乗るしかなかったからこその、今の日本の歪みがあると思う。もし父がZ世代に生まれてたら、独身生活を謳歌する草食男子だったでしょう。実際、物欲とかそういう世俗的なものには一切興味がない人でしたから。あくまでも世間一般の物差しで必要なパーツを揃え、必要最小限のパワーで生きてる、そう言う人でした。
最身弱の方は「覇気がない」「生きてて楽しいのか」などと周囲から言われるそうですが、父に対して同じことを感じてました。父が亡くなった時も「お父さん、やっと楽になれたね」と思ったほど。それくらい現実世界に立脚してませんでした。隣にいたのが最身強の母だったからこそ余計にそう感じたのかもしれません。
天将星で最身強の母
父以上に命式を見て納得したのが母です。肉体を持つ星しか持たず、王様である「天将(+石門)」に「天禄」を持つ最身強です。一体何をする宿命でこんなエネルギーを持って生まれたの、と聞きたいw
所有するエネルギーが強くても体が丈夫でないケースもありますが、母の場合は体もめちゃくちゃ丈夫で、風邪ひとつひかない体。
なのに、専業主婦。
これが、どれほど家族に強い影響を与えるか…。天将1つでも人生でエネルギーを使い切るのが難しいと言われてるのに、天禄もある最身強の状態で田舎の専業主婦です。
外の世界でのあらゆる責任から逃げて生きるタイプの人だったので、エネルギーは全て家庭の中に向けられ、口を開けば常に誰かの悪口。天将星が見事に陰転し、それは尽きることのない凄まじい負のエネルギーでした。
「母は周囲に頼る人が居れば居るほどダメになる」と思ってましたが、まさにそれこそが天将星だったのでびっくり。
この極端なバランスの負担がどこにきてたか、と言うと家庭の中で1番弱い立場であった兄と私です。天将星持ちが適切にエネルギーを使わないと、自身が体調を崩したり、家族が倒れるのですが、兄と私は虚弱体質でした。2人で分け合ってたのかなー。
ちなみに、最身弱は最身強のエネルギーをサラッとかわせるので、父が自分だけの世界で平和に過ごしてたのも納得。子供の頃はそんな父を見て思うことは沢山ありました。
天将星で身強の祖母
そしてもう1つの我が家の目玉が、同居の祖母も天将(+石門)を持っていること!
どんだけ強い家なんや、我が家は。
しかしながら、大正生まれの祖母は若い頃におしん並みの苦労してるので、見事に陽転しており、貫禄はあれど人に嫌な圧を与える感じはなく、どこにでも居るような優しいおばあちゃんでした。むしろ祖母は、天将+石門がなければ、生きていけなかったようなエピソードが沢山あります。
この祖母が姑として最身強の母と不仲だった我が家。天将星は1家に1人と言われてますから、そりゃ揉めるわな…王様は1人でこそ王様。
2人の間には、事なかれ主義の父しか大人がおらず、完全に機能不全家庭でした。
納得すると、仕方なかったんだ…と思えるのですが、まぁまぁ大変な幼少期でした。子供らしい過ごし方はできてなかった。
この環境を乗り越えるために、兄も私も幼少期に「天南星」の身強星を持って生まれたんだと思います。そう、兄も私も身強なのですw
つまり父だけが最身弱で、残りは全員差はあるけど身強。エネルギー順では
母>祖母>>兄>私>>>>父
この身強だらけの家で育った価値観が、社会に出てから対人関係でのストレスの原因にもなりました。長くなるので、別記事に続きます。