「頭の中にハエがいるんだ」
昭和世代ならご存じ、今から20年前のTVドラマ人間・失格で、堂本光一さんが言ったセリフです。
当時中学生だった私は「く、狂っとる!!」と震えましたが、大人になるとわかる。
頭の中にはハエがおる。
目次
消えない雑念
いつからこんなに頭の中って騒がしくなったんでしょ?
雑念は、記憶から消えない恐怖やトラウマが作り出してます。二度と同じ経験をしないための警告であり今の世を生きるためには必須アイテム。
大人になる程リアルホラー体験が増え、雑念も増えていきました。
特にひどくなったのが、結婚後。このことに関しては守護霊が変わったせいと勝手に自分の中で納得してます。ひどい嫁ですません。
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雑念が入るとそちらにエネルギーを使われるので実生活で疲れやすくなり、やりたいことに力を入りません。自分でも自覚があるから止めたかった、でも止めれなかった。
もはや人生って、大人になるって、こういうことなんだろう、と中ば諦めてました。
座禅と瞑想
そんな時に出会ったのが禅宗です。別記事で書いてるのですがジョブスが傾倒した曹洞宗の僧侶・弘文さんがきっかけ。
関連 【宿なし弘文】 スティーブジョブズが傾倒した曹洞宗の禅僧
禅宗の肝である座禅は「今、ここ」に集中する点がヨガの瞑想と同じです。
瞑想は10年前からちょくちょくやってましたが、どうも効果を感じずらく、日常的な継続ができていませんでした。(ミランダカーがおすすめしてるから何度もやってみたけど、ミランダカーにはなれんかった)
が、今時間がたっぷり!もう一度始めから勉強しなおしてみよう、と本腰を入れて禅宗の本を読み始めた時に出ったのが、脳科学者の方が書いた「奇跡の脳」という本でした。これがすごくよかったの。
似たような悩みを抱えてる方の参考になればと思いシェアします。
奇跡の脳
ハーバード大学の脳科学者が脳梗塞を起こし、自身の左脳の機能が停止してしまったことで、恐れや憎しみ不安から解放され、心の安穏を得た、という経験談が書かれた本です。
彼女はいわゆる「悟り」の状態に達しており、これが左脳が停止したことで実現できるという、まさに奇跡の発見。
以前、私が取り組んだありがとう瞑想も「ありがとう」を繰り返すことで、感謝や喜びを司どる右脳が左脳より優位になり、その結果日常が穏やかになる、というそのカラクリがわかりました。
関連 【瞑想】1日1000回ありがとうを100日間唱えてみた効果とその後
勿論「ありがとう」という言葉そのものが持つ波動にも力はあると思いますが、結局は脳が自分の内側をどう受け取るか、が人生を作る鍵なんだと。
脳の動かし方
同じ作者の方の続編がこちら。より具体的に日常生活に活かす方法が学べます。
著者のジルボルトテイラー氏
著書の方の動画がTEDでも視聴出来るので興味ある方は是非(TED内でも視聴回数がダントツ)。
自己意思の変化
参詣を始めたばかりの頃は、ベットから起き上がるのもきつい、という状態だったので、神様への礼儀としてシャワーだけどうにか浴びて、洋服を着替え、這うようにして氏神神社を参詣してました。
その頃は、周囲のことが目に入ってなくて、写真撮影してる家族の真後ろをぼげ~と歩いてしまったり、人とぶつかりそうになり注意されたりと、視界が狭く暗かった。
そこから少しづつ元気になって、周囲が見渡せるようになると今度は究極のマイナス思考が始まりました。道行く知らない人を見ては
「この人は何が楽しくて生きてるんだろう」
「この人はなぜ子供を産もうと思ったんだろう」
「地球に人間がいる必要はあるのだろうか」
絶対に答えなんて出ない、だからこそ永遠に続く問答。
自分に対する絶望感から始まった希死念慮が、全体への失望になり、目の中に入る人間が全て醜く、この世に必要ないように思えてました。世界が終わってしまえばいいのに、毎日寝る前に思ってました。頭の中には汚い言葉がいつも響いてました。
そこからさらに体調が安定すると、子供たちの笑い声や笑顔がかわいいと思えるようになりました。子供は宝、という意味がよくわかりました。大人の優しさより子供の無邪気さが先に私を救ってくれました。
最近はようやく、人と目を合わせて話せるようになり、日常のささいな会話にも元気を貰えるようになりました。
あと、もう少しだな、と思います。もう少し。
人を好きになって、生まれてきてよかった、あの時死ななくてよかった、と思える所までどうか生きれますように。そのために出来ることを試行錯誤して、ここに記録して、それがいつか人の役に立ちますように。
まとめ
- 頭の雑念対策開始
- 左脳と右脳の切り替え練習中
- あともう少しで病を乗り越えれる気がする
乗り越えた先にあるものは、一体なんなんだろう。