私が他人のPTSD体験記を読む強い動機になったのがこの回復期におきた経験のない怒りの衝動でした。知ることでどれほど救われたでしょう。私の狂った体験談が誰かの救いになればと思い恥を偲んで書きます。
回復期の衝動的な怒り
①忘れてた過去が次々蘇る
記憶って怖いな、と心底思いました。もう何年も思い出すことのなかった記憶がまるで昨日のことのように脳内再生されるのです。凍結された記憶がどんどん溶け出してくる感じ。思い出すのは9割男性でした。セクハラ、モラハラ…当時笑って我慢したことがリアルに脳内で何度も繰り返される毎日。
「アイツだけは絶対に許さん、、◎△＄♪×￥●＆％＃（とても書けない）！」
残り1割の女性は母親にそっくりであることに気づいて脱力。結局似たような人を自分が引き寄せてたんだな…。悲しいけど。
対処法ワークとして1番効果的だったのは「紙に書いて燃やす」でした。「火で燃やす」という行為自体に背徳性があるというか、抑えきれない攻撃性を消化する効果を感じました。仏教のお不動さんも「火」を使いますよね。うまく言えないのですが「魔を祓う」力があると思います。但し、火事には注意。
この他にもスピで有名な「オポノポノ」もやりました。歩いてる間はずっと念仏のように唱えてましたね。
関連 【ホオポノポノ】ウニヒピリをやってみて感じた効果と思うこと
②やってはいけないことをやりたくなる
これも本当に困った。例に出すと
- 爆音で音楽をかける
- 大声で奇声をあげる（ヤヴァイ）
道徳心とか倫理観で我慢してた部分を外すことで自分の中に蓄積された膿を解消させようとしてる感がありました。
爆音衝動に関しては、長年使ってたamazonのアレクサを処分w
音響がなければ実践できないので。
あと衝動的に食器を割ったことも有ります^^;これは片付ける時にかなり凹んだ。が、後からこのやり方も怒りの発散として有効だと書籍に書かれたのでホッとしました。
リユースのお店で安い食器を買ってガレージのような場所で思いっきりやりましょう
私は現役の食器を居間で割ったのでちょっと違いますがw
何より救われたのが「あなた自身を傷けるより食器が割れるなんてことどうってことない」と書かれてたこと。泣ける〜
③他人のマナー違反が異様に気になる
まさにコロナ期に問題になった「自粛警察」状態。
公共機関マナー、ゴミ出しマナー、子供の躾、、目に映る全てへの脳内ダメ出しが止まりませんでした。本当に口に出してしまいそうで、一時は怖くて外出できなくなりました。夫にも「やばいからもし何かしそうだったら止めて欲しい」とお願いしてました。
誰かに迷惑をかけるのが怖くなり人間関係も断ちました。自分が怖いってこういうことなんだな、と。そして当時の私のような状態の人と出会ったら関わらないのが1番だと学びました。もう病んでるんです。だから相手しちゃだめ。
対処法で1番効果があったのが「アーシング」でした。週末になると奥多摩や山梨の方までドライブし、自然の中で渓流に足を浸したり、源泉掛け流しの温泉に入ったり。この他にも神社参詣や祈りにもかなり助けられました。別記事でまとめてます。
怒りが爆発するスイッチ
夫の何気ない注意
忘れていた記憶の凍結もスイッチの一つでしたが、1番がこの「夫の何気ない注意」でした。しかもされて当然の注意。にも関わらず腑が煮えくり買えるような怒りが噴出するのです。
「いちいちうるさい！！そんなこと分かって◎△＄♪×￥●＆％＃（発狂）！」
出勤前の夫にやらかした時は「こんな状態の私をほっといて心配で会社にいけない」と言われ自分のヤバさに気づき、自己嫌悪で寝込みました。あぁすまん、夫よ。
なぜ、夫がトリガーになるか。それは過去に「義父が何しても咎めなかったくせに」という恨みが再燃するから。今私が夫から注意を受けてる事と夫の過去の行動は別問題なのに、頭で理解しても感情がついてこない。爆発してしまう。
なので正直に夫に話しました。
「今は言いたいことがあってもよほどの事じゃない限り、私に注意したり指摘したりするのはやめてほしい。フラッシュバックのきっかけになるからキツイ」
これは言ってよかったです。なぜなら夫は小言が多い人だったから。夫も「言わなくていいようなことばかり指摘してたね、ごめん」と反省してました。そう思うと、悪いことばかりじゃなかった回復期。夫婦間の相互理解は深まりました。
この辛い期間が落ち着いてきた頃、私から見える世界が変わってきたのです。
